十貫坂教会は日本キリスト教団の全国連合長老会に属するプロテスタント教会です。 1946年に最初の礼拝を行い、それから現在まで70年以上に渡り、東京・中野の地で伝道を続けてきました。
わたしたちの教会は、16世紀スイスの宗教改革者カルヴァンの流れをくむ改革長老教会として、神中心の信仰を受継いでいます。聖書と古代教会から宗教改革の時代に至る諸信仰告白を大切にし、神の言葉の説教と聖礼典を正しく行うことに努めています。このようなプロテスタント教会の伝統を重んじるとともに、地域に開かれた教会として、さまざまな講演会や音楽会等の行事を通して地域への伝道、キリスト教の啓蒙と普及に努めています。ですから、わたしたちの教会は、モルモン教や統一原理協会、ものみの塔などの宗教団体、新興宗教とは一切関係ありません。
「主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い、魂を生き返らせてくださる」。旧約聖書の詩編23編の言葉です。「主」とは、主なる神さまのことです。わたしたちが疲れ果てている時、飢え渇く旅人のようになっているとき、主なる神は、わたしたちを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりにいざない、魂を生き返らせてくださいます。
このように、主なる神との出会いが起こるところが、教会の礼拝です。礼拝は、毎日曜日午前10時30分から始まります。私たちのプロテスタント教会の礼拝では、神さまの言葉である聖書を読み、賛美歌を歌い、牧師の説教を通して、飢え渇く魂が救われ、生き返る経験が与えられます。はじめてのかたにも、わかりやすく説教は語られますから、どうぞ安心してお出でください。
大人だけでなく、こどもたちも礼拝に招かれています。十貫坂教会では、午前9時から、幼児から高校生までの日曜学校の礼拝を行っています。
いずれの礼拝も、どなたでも参加できます。教会に足を運んだことのない方、しばらく教会から遠ざかっていた方、中野周辺に越してこられたクリスチャンの方、など、どなたも是非一度足を運んでみてください。
礼拝は、聖書の言葉を聴くことによって、神さまの恵みに感謝し、罪の悔い改めと赦しをいただくひとときです。礼拝は、ドイツ語でGottesdienst と言います。神奉仕と訳されますが、その第一の意味は、神が奉仕してくださったという意味です。神さまが、主イエス・キリストにおいて、わたしたちのために人となり、わたしたちを愛してくださったことが、わたしたちに対する神さまの奉仕の内容です。この神さまの奉仕の出来事を聖書から聴き、それにお答えして、罪の告白をなし、讃美と感謝を捧げることが礼拝の中心となります。
十貫坂教会では大人の礼拝は毎日曜日午前10時30分から始まります。
1時間余の礼拝で、聖書を読み、祈りをささげ、讃美歌を歌って説教を聴きます。
また、幼児から高校生のための日曜学校も毎日曜日開かれています。
日曜日の午前9時から礼拝と年齢ごとに分かれて学ぶ分級の時間があります。
どのような集会も、すべての人に開かれています。ぜひご参加ください。
十貫坂教会の礼拝「主日礼拝」は、毎週日曜日、午前10時30分から始まります。11時半ごろに終わるこの礼拝は、通常次のプログラムに従って行われます。
前奏 | 心を静めて礼拝の始まりに備えます。 |
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招詞 | 人々を礼拝に招く神さまの言葉を伝えます。 |
讃詠 | 礼拝の始まりの神讃美の歌です。 |
十戒 | 神さまのくださったもっとも大切な戒めを唱和します。 |
祈祷 | 牧師と共に祈ります。祈りの最後の「アーメン」とは、「その通りです」という意味の言葉です。ともに唱和いたしましょう。 |
讃美歌 | オルガンの伴奏で歌います。歌詞を味わいながら、間違っても構いませんので、大きな声で歌いましょう。 |
聖書 | 神のことばである聖書の箇所が朗読されます。旧約聖書と新約聖書を読みます。 |
説教 | 牧師が聖書によって神の言葉を解き明かします。 |
使徒信条と ニカイア信条 |
わたしたちが信じる父・子・聖霊なる神を讃美する言葉が「使徒信条」です。紀元3世紀ごろの信仰の言葉がもとになっています。教会の信仰を簡潔に言い表した使徒信条を、礼拝ごとに唱和します。聖餐が行われる日には、同じく古代より伝わるニカイア信条が唱和されます。 |
聖餐 | 月に一度、およびお祝い(クリスマス、イースターなど)に行われる聖礼典です。キリスト教の洗礼をまだ受けていない方は、その場でお見守りください。 |
献金 | 神さまの恵みに感謝し、私たちが神さまにすべてをささげる献身のしるしです。 |
主の祈り | イエス・キリストが教えてくださった祈りです。ともに唱和します。 |
頌栄 | 礼拝の終わりに再び神をたたえる讃美歌を歌います。 |
祝祷 | 牧師が会衆への神の祝福を宣言します。父と子と聖霊の名によって、新しい一週の生活へと派遣する言葉です。 |
報告 | 教会のさまざまな連絡があります。 |
後奏 | 心静かにオルガンの演奏を聴いて礼拝を終わります。 |
十貫坂教会では、主の日(日曜日)の礼拝以外にも以下のような諸集会を行っています。どの会にも自由に参加することができます。
毎週水曜日午後7時より行われます。
毎週日曜日午前9時から行われています。幼小科・中高科合同で礼拝を行い、そのあと分級を行います。月1回の合同分級では、音楽や聖書にちなんだゲームなどさまざまな活動をやっています。
平日に教会の会堂で行っています。テキストの学びのあと、聖書、信仰、日常生活、社会、世界の問題へと、話は自由に広がります。
毎月第2日曜日礼拝後に行われます。20代から80代まで、お昼をはさみながら、とても楽しい交わりのひと時です。礼拝後、テキストを輪読し、信仰生活のこと、教育、子育て、老い、病、などさまざまな問題をともに語りあるひと時です。
毎月定期的に開催される青年の集いです。大学生から職業を持つ青年まで、幅広い年齢層の男女が集います。説教を受けてのの分かち合いや、昼食会等の相互の親睦と交わりを持っています。
毎月第2日曜日に10名程度で、神学書を輪読し、学びと交わりの場を 持っています。現在は宗教改革の歴史の本を学んでいます。
清野久貴
1972年仙台生まれ。慶応大学文学部哲学科倫理学専攻卒、東京神学大学博士課程前期(神学修士)終了後、横浜指路教会、宇都宮教会へ仕える。その後、Bristol Trinity Theological College(PGDip)留学後、2007年より泉高森教会へ仕える。その後、2017年4月より十貫坂基督教会へ赴任、現在に至る。
キリスト教や教会についてのQ&Aは、日本キリスト教団西東京教区のサイトもぜひ御覧ください。
また、牧師にも遠慮なく質問なさってください。
東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町」駅下車 徒歩7分
JR中野駅(南口)より京王バス「新宿駅西口」行き・「渋谷」行き(63系統)「富士高前」下車 徒歩3分
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